Doctor&Pharmacy Solutionではすべての建物に業界トップクラスの技術と省エネ基準でご提供しています。
クリニック・調剤薬局に必要な「頑丈さ」と「高機能」を兼ね備えています。
もしもの大地震時施設倒壊から施設を守る
東日本大震災、熊本地震、能都半島地震における震度7の地震から建物を守る
建築基準法では震度7クラスの地震の揺れが一回あった場合は倒壊しないように定められています。
耐震等級3同等の構造で建てた木造施設は耐震性も従来の建物より1.5倍の耐震性となります。
この耐震等級3同等のクリニック・調剤薬局は阪神淡路大震災・中越大地震・東日本大震災・熊本地震の最大震度7の地震でも半壊、倒壊が1棟もありませんでした。
地震大国日本では地震災害に備えたクリニック・調剤薬局づくりは必須です。
Doctor&Pharmacy Solutionでは地震災害に強い耐震等級3同等にこだわり「全棟耐震等級3同等」の施工を実施しています。
ここで言う耐震等級3とは住宅の性能評価と同様の構造であることから耐震等級3を用いております。
断熱性能向上で健康リスクを減らすことができる
地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)削減を実践できる断熱性の高いクリニック・調剤薬局
日本は2050年にCO2排出量を実質的にゼロにする、カーボンニュートラルを達成する目標を掲げています。
各分野で、CO2排出量を低減するべく、取り組みを行っており、より高い断熱性能を求められています。
建物の断熱性能は1~7までの断熱等級によって区分されています。
2022年4月までは等級4までしかありませんでした。
より高い断熱等級5,6,7の新設により2025年4月以降は断熱等級4未満の建物は新築できなくなります。
この断熱等級はUA値という数字で表せる「外皮平均熱貫流率」で審査されます。
簡単にいうと、室内と室外を隔てる天井・壁・床の断熱性能を数値化して、クリニック・調剤薬局がどれくらいの断熱性能を持っているかを評価します。
断熱性能を上げるためには、下記のような対策で室内外の空気を、温度の側面から遮断する必要があります。
断熱等級 | 等級別の断熱性能 |
---|---|
等級7 | HEAT20のG3グレードと同程度の断熱性能。冷暖房にかかるエネルギー消費を40%カットできるレベル。 |
等級6 | HEAT20のG2グレードと同程度の断熱性能。冷暖房にかかるエネルギー消費を30%カットできるレベル。 |
等級5 | エネルギー収支をゼロにする「ZEH」基準と同程度の断熱性能。 |
等級4 | 次世代省エネルギー基準の断熱性能。壁や天井・床だけでなく窓も断熱材を使用しているレベル。 2025年以降に建てられる建物は、等級4が最低基準になる。 |
等級3 | 新省エネルギー基準の断熱性能。一定水準の断熱性能があるレベル。 |
等級2 | 旧省エネルギー基準の断熱性能。冬は寒く感じるレベル。 |
等級1 | 上記以外の断熱性能。省エネ・断熱性能ともに低い。 |
断熱 等級 |
UA値 | 地域 区分1 |
地域 区分2 |
地域 区分3 |
地域 区分4 |
地域 区分5 |
地域 区分6 |
地域 区分7 |
地域 区分8 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
北海道 | 北海道 東北 |
東北 甲信越 |
中部 関東 北陸 |
関東 東海 近畿 四国 |
東海 近畿 四国 中国 |
九州 | 沖縄 | ||
等級7 | 0.20 | 0.20 | 0.20 | 0.23 | 0.26 | 0.26 | 0.26 | - | |
等級6 | UA値 | 0.28 | 0.28 | 0.28 | 0.34 | 0.46 | 0.46 | 0.46 | - |
等級5 | 0.40 | 0.40 | 0.50 | 0.60 | 0.60 | 0.60 | 0.60 | - | |
等級4 | UA値 | 0.46 | 0.46 | 0.56 | 0.75 | 0.87 | 0.87 | 0.87 | - |
等級3 | 0.54 | 0.54 | 1.04 | 1.25 | 1.54 | 1.54 | 1.81 | - | |
等級2 | 0.71 | 0.71 | 1.21 | 1.47 | 1.67 | 1.67 | 2.35 | - |
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甲府では地域区分5が多いのでUA値0.5を標準仕様としています。
室内エネルギーロスを20%改善する高気密クリニック・調剤薬局
断熱性能が高いだけでは意味がない、高気密クリニック・調剤薬局だから省エネができる
断熱性を高めても、施設の隙間が多いと光熱費も多くかかり、寒く感じるクリニック・調剤薬局になります。(魔法瓶のふたを開けておくようなものでもったいないです。)換気以外で熱が逃げるのを防がないと断熱材や壁の木材が腐る可能性もあります。そのために気密性はとても重要な指標の一つです。
高気密クリニック・調剤薬局とは窓枠や床、天井や壁などが外部との隙間が少なく、気密性に優れているクリニック・調剤薬局を指しています。高気密クリニック・調剤薬局でない木造建築の場合、木の形などから目では確認できないほどの小さな隙間ができてしまうことがあります。この隙間から外の暑い空気や冷たい空気が入り込んでしまい、部屋の温度は季節によって変わってしまうエネルギーロスを引き起こします。
気密性の高いクリニック・調剤薬局かどうかは、気密測定により数値で確認することができます。Doctor&Pharmacy Solutionでは、全棟気密検査を実施しています。
従来の換気によるエネルギーロスは約30%
外気の空気を室内温度に近づけてから室内に給気する換気システム導入
クリニック・調剤薬局には換気が絶対に必要です。
クリニック・調剤薬局の断熱・気密化が向上している昨今では、シックハウス症候群やアレルギーなどを発症する人が増加傾向にあります。
そこで国土交通省は、2003年からは24時間換気の装置を設置することを義務化しました。
多くの施設は自然給気で機械排気による第3種換気を採用しています。
理由は安価だから・・・それだけです。
冬は寒い空気がそのまま室内に入り、夏は温められた空気が室内に入ります。
これでは冷暖房の効率が下がります。
ダクトレス熱交換型換気システムとは
換気システムとは、換気装置を使用して部屋の空気を入れ換える仕組みのことです。各部屋に換気システムを導入することで、任意のタイミングで手軽に空気を入れ換えることができます。
排気する空気から「熱」と「湿気」を給気する空気に戻します。
つまり部屋の中の暖かい空気から熱を回収し、排気する前に、給気口から入った冬の冷たい空気を室温に近づけて室内に給気することになります。
換気による熱のロスが少なくなるので、かなり省エネに有効です。
熱の交換率はメーカーによって70%~90%と変わってきます。
DPSでは熱交換率がハイスペックな最大92%以上の日本スティーベル社のダクトレス熱交換換気システムを全棟採用しています。
全熱交換器は施工方法にダクト内の結露の問題を考えてダクトレス方式を推奨しています。
ダクトレス熱交換換気システム VLR-70
第一種熱交換式換気システム ダクトレスタイプ