2003年の建築基準法改正で、すべての新築の建築物は24時間換気システムの設置が義務化されました。
主には、シックハウス症候群対策の法改正です。
高気密・高断熱の建物が増えたため、自然換気が難しくなったからです。
24時間換気システムでは、1時間で室内の空気を半分以上入れ替える必要があります。
換気方法は3種類あります。ほとんどの住宅は第三種換気システムを導入しています。住宅に穴を開けて自然給気し換気扇で排気するシステムです。
安価で電力量が少ないのが特徴です。
しかし、外気をそのまま給気するため、冷暖房の効率が落ち省エネにはなりません。
第三種換気採用 自然給気口
給気口部分が青いことから、外気の寒い空気がそのまま部屋に入ってきているのがわかります。 この様な形で暖めた空気を外に捨てながら冷たい空気を室内に取り込むようにして、冷暖房したエネルギーの約30%は換気によって失われてしまいます。
住宅の熱損失(第三種換気の場合)
0.35Wh/m3K×300m3×0.5回/h=52.50W/K・・・の熱損失
52.50W/K×20K=1050W・・・の熱を捨てている→電気ストーブ1個分以上の熱が逃げています
DPSは第一種換気を標準装備しています。しかもダクトレス熱交換型換気です。 換気で熱を失わない熱交換型換気システムの日本スティーベル「VLR70」を採用し、給気と排気を機械によって行う第一種ダクトレス熱交換型換気により換気面でも省エネを考えた住宅となりました。
ダクトレス熱交換換気システム 給気
熱交換率最大92%!熱を失わない換気システム
熱交換率 最大92%
室内側と室外側に2種の高性能フィルターを配置
住宅のデザインを損なわないフラットなホワイトパネルを採用
熱交換素子と呼ばれる熱を伝えるための仕組みが、排気するときにこの熱交換素子に伝え、吸気した空気は暖められたこの熱交換素子を通ることで暖められ、室内へと取り込まれていきます。
呼吸をするように40秒ごとに給気、排気を切り替えながら空気の入れ替えを行っていきます。
この様なシステムによって熱交換を行うことで、92%の熱を給気する空気に伝え、室内に暖かい空気を取り込むことができます。
アースプラスとは、セラミックスの複合機能材料です。
食品添加物に認可されている成分で構成され、細菌・ウイルス・アレルゲン・ニオイ等のたんぱく質を吸着分解するパワーがあります。花粉症の方やぜんそくの方には特に魅力的です。
標準仕様のフィルターでも空気中の細かい塵や花粉、アレルゲンなどを十分ブロックできますが、さらに細かい粒子が気になる方には室内側にG4クラス以上のフィルター、室外側には幹線道路のNOx等を除去する活性炭フィルターがおすすめです。
また、アレルギーや臭いに敏感な方や、より室内の空気を綺麗に保ちたいとお考えのご家庭には、F9クラスのフィルターに細菌・ウィルス・アレルゲン・臭い (細菌由来) 等のタンパク質を吸着分解する効果が加わった、アースプラスTMフィルターもご用意しております。
G4フィルター
F7,F9フィルター
M5フィルター
屋内用
M5フィルター
3㎛のエアロゾルを85%除去します。
F7フィルター
1㎛のエアロゾルを85%除去します。
G4フィルター
10㎛のエアロゾルを90%除去します。
F9フィルター
0.4㎛のエアロゾルを95%除去します。
アースプラスTM は、信州セラミックス社が開発したセラミックスの複合機能材料です。
(酸化チタン、ハイドロキシアパタイト、銀メタル食品添加物に認可されている成分で構成され、細菌・ウイルス・アレルゲン・臭い(細菌由来)等のタンパク質を吸着分解する技術です。
その効果は、医学系英文誌で発表され、国際的に高い評価を受けています。
空気清浄機による臭気対策、マスクやカーテンなどの繊維製品にもアースプラスTMF9が採用されており、幅広い抗菌効果によって院内環境対策に貢献しています。
光触媒の原理を用いて酸化チタンの抗菌・消臭効果を24時間365日効果を持続させる次世代抗菌剤です。
6か月に1度の清掃は、耐久性の高いアルミニウム蓄熱体をそのまま水洗いできます。
室内壁にすっきり見せるダクトレスタイプ。メンテナンスも箱を開けてお掃除するだけなので、メンテナンス性も優れています。
コントローラー1台で本体最大8台まで制御可能です。6ヶ月に1度はフィルターランプが点灯するので掃除タイミングがわかりやすくなっています。
コントローラーは、基本的には風量の調整と、熱交換モードと換気モードを切り替えるというシンプルなつくりです。
熱交換モードについては、冷房や暖房を使う時期に使用することで、冬は温かい空気を、夏は涼しい空気を室内に保ち、エアコンを省エネルギーで運転することが可能です。
また、換気モードについては、外気をそのまま室内に取り込む運転となります。
春や秋などのエアコンを使わない中間期に主に使用します。
また、高気密高断熱住宅にありがちな、夏場の夜の室内熱ごもりを解消するにも有効で、室内温度よりも外気が涼しい場合は、外気を直接室内に取り込むことで、冷房を使わずに効率よく室温を下げることが出来ます。
DPSが一般的なダクト式熱交換器を採用しない理由
天井壁内のダクト配管
ダクト式は天井壁内に長いダクト配管を設置することになりメンテナンスや故障などの際、コストがかかります。
ダクト内のカビ・汚れ
メンテナンスを怠るとダクト内にカビや汚れ、ホコリが発生します。シックハウス症候群やアレルギーの原因になる可能性もあります。